ここで起きたこと
最初の城は、11世紀にアンジュー伯が築いた要塞でした。15世紀にはジャック・ド・ブレゼの城となり、その妻シャルロットは国王シャルル7世と、その有名な愛妾アニェス・ソレルとのあいだの娘でした。
1477年5月31日の夜、ジャックはシャルロットが愛人ピエール・ド・ラヴェルニュと一緒にいるところを見つけ、二人とも殺害します。彼は有罪となって莫大な罰金を科され、城を失いました。のちに城はコッセ家の手に渡り、17世紀初めに壮麗に建て直されますが、工事は1621年に施主が亡くなったことで止まり、城は未完成のまま残されました。
伝説
シャルロットは、姿を現すときの緑のドレスにちなんで「ダム・ヴェルト(緑の貴婦人)」と呼ばれています。礼拝堂の塔で目撃され、その顔を見たという人は、目のあるべき場所がうつろな眼窩だったと語ります。
明け方にはうめき声が聞こえ、彼女が亡くなった塔の上階の部屋を歩き回る姿が見られるといいます。
事実か、伝説か
殺人は歴史上の事実で、殺害も裁判も城を失ったことも記録に残っています。幽霊は伝説の領域ですが、一族がそれを隠したことはなく、城のガイドツアーでも彼女の物語が語られます。
訪れるには
ブリサック城には今も一族が暮らしており、春から秋にかけてガイドツアーで見学できます。ワインセラーと庭園もあります。開館日は城の公式サイトで確認してください。